サービス概要

惣菜など賞味期限の短い商品に対応した需要予測サービス

食品小売り事業者を悩ませている値引き、廃棄、欠品。これらを解消するためには高度な品揃えや販売計画による在庫管理オペレーションが必要になります。しかしながら、在庫管理オペレーションを支える熟練者のノウハウ継承や人材確保が近年課題となっています。
デジタルツインの一般概念図
フィジカルな世界(現実の世界)の生産、販売、廃棄といった業務データなどをサイバーの世界(デジタル処理の世界)に取り込んで、気象情報や店舗のイベント情報などと組み合わせ将来の需要を予測。商品の品揃えや販売計画に活用することで店舗在庫を最適化し、利益・売上の改善を支援します。
一貫型サービスの説明画像です。

在庫最適化コンサルティングサービス

店頭在庫最適化サービス
需要予測に基づく推奨生産数をご提供します。店舗の計画業務オペレーションに応じた頻度や粒度で推奨生産数をご提供することで、値引き、廃棄、売り逃し損失を改善するほか、計画業務の作業工数も削減します。
品揃え推奨サービス
過去の品揃え実績と需要予測に基づく品揃え推奨リストをご提供します。商品部による品揃え計画作成業務を効率化するほか、商品部の意志反映と売上や利益の改善の両立を期待できます。
私たちの強み
  • IT技術者、データサイエンティスト、流通・物流領域の経験者をミックスした複合チーム
  • 業務オペレーションの現状と目指す姿に立脚した需要予測の活用方法を提案する力
  • 流通・物流領域の機器・システムを提供する東芝グループの総合力
在庫最適化サービスの特長

ロス改善だけではなく、売上改善を実現する時間単位の需要予測

一貫型サービスの説明画像です。
出来立て商品の陳列が求められる惣菜では、需要に即したタイムリーな生産が求められます。当社の在庫最適化サービスでは、過去売逃しを考慮した時間単位の需要予測アルゴリズムで、値引き、廃棄損失の低減だけではなく売上アップも目指します。

多彩なスペシャリストを投入し、業務改善の提案・実行をコンサルティング

一貫型サービスの説明画像です。

ゴールまでコンサルティング

実態調査から導入後改善サイクルまでトータルに支援します。

多彩なスペシャリストを投入

ビジネスプロデューサーがお客様の窓口となり、ビジネスコンサルタントとドメインエキスパートが課題を分析。さらに、データサイエンティスト、UXデザイナー、ソリューションアーキテクト等のデジタルプロフェッショナルがプロジェクトチームを編成し、成功に導きます。

課題と効果

食品小売り事業者の抱える課題
一貫型サービスの説明画像です。

人手不足・ノウハウ継承困難

これまでは販売・生産計画の多くを店舗熟練者のカンや経験に頼っていました。その一方で、慢性的な人手不足により、ノウハウの習得や継承が課題になっています。

値引き、廃棄、欠品

時間帯ごとの需要を考慮した生産計画が十分できておらず、過剰値引きや廃棄、欠品を招いていました。売上・利益が最大化する品揃えや時間帯ごとの生産計画に課題があります。
在庫最適化サービス導入による効果
一貫型サービスの説明画像です。

熟練者レベルの販売計画支援と業務工数削減

曜日や気象と対応づけて販売実績を学習し需要予測を行うことで、店舗熟練者と同等の品揃えと数量の販売計画が可能となります。基幹システムとのデータ連携により、業務工数も削減します。

利益・売上の改善

売逃しを考慮した時間単位の需要予測や推奨生産数計算の活用により、値引き・廃棄損失、利益・売上を改善します。

ユースケース

  • CASE 1 店内製造惣菜の売上・利益改善(食品小売り事業者様)

    売上・利益を改善したい

    消費者の需要に対応したタイムリーな生産・陳列は、出来立て商品の提供による顧客価値アップと、欠品の排除、値引き・廃棄損失の低減といった観点から重要です。
    商品カテゴリあるいは商品ごとに時間帯のニーズ変化が異なる惣菜において、時間帯ごとの細やかな需要に対応する生産計画の作成は高度な熟練作業であるとともに指示の徹底も困難です。
    私たちは、生産、販売、廃棄データを活用した需要予測に基づくタイムリーな生産を実現するための推奨生産数の提供と、業務フローにおける活用方法をご提案し、売上・利益改善の実現まで支援いたします。

    解決へのアプローチ

    • STEP1

      業務データによる売上・利益改善効果のポテンシャルを算定 検証対象店舗を選択、インストア惣菜の生産、販売、廃棄データをお預かりし、売上・利益の改善効果を机上で設定いたします。
    • STEP2

      課題の特定と目標(売上・利益改善目標値)の設定 現在の業務フローと課題感のヒアリングにより、課題を特定するとともに目標を設定いたします。/時隔値などを計算します。
    • STEP3

      目指す業務フローを意識した実店舗検証 目指す業務フローを設定し、推奨生産数計算のパラメーターや活用場面を決定して1店舗で活用検証を行います。
    • STEP4

      推奨生産数活用による改善スパイラルのスモールスタート 実店舗検証で抽出された施策を講じながら、限定店舗の推奨生産数活用を開始、改善効果のモニター、改善スパイラルを継続します。
    • STEP5

      限定店舗で磨かれた知見の全店展開 限定店舗の推奨生産数活用による改善スパイラルで磨かれた施策と業務フローでシステム連携、全店に展開します。
    • 検証
      結果

      売上アップ期待効果 約10%
      推奨生産数の実用性の指標(商品カバー率・適正率)も目標値をクリア
      • 対象サービス: 店頭在庫最適化サービス
      • 改善目標: 売上アップ(ロス改善)
      • 検証店舗数: 1店舗
      • 検証対象期間: 1週間
      • 検証対象商品数: 検証対象期間に販売されたインストア惣菜約150品目
      • 需要予測における売り逃し考慮: 有り
    指標 指標の意味 目標値 検証結果
    売上金額 推奨生産数による販売金額と従来の販売金額の推定比率(机上検証) 5%アップ 約10%アップ
    商品カバー率 推奨生産数が出力可能な商品の割合(机上検証) 100% 100%
    適正率 推奨生産数が適正範囲(*)に入った商品の割合(机上検証) 75~90% 約95%

    * 適正範囲は、検証対象商品のカテゴリを考慮し当社が定めた値です。


  • CASE 2 店舗販売計画業務の効率化(食品小売り事業者様)

    販売計画業務を効率化したい

    惣菜販売においては、飽きの来ないこまめな日替わり販売計画が求められます。各商品の日別、時間帯別の販売・生産数量に加え、商品カテゴリのバランスと日替わりを考慮することで販売計画業務は複雑化し、貴重な店舗リソースを消費していました。
    わたしたちは、販売戦略や企画意志を反映し、商品カテゴリのバランスも保ち、さらに売上と利益を改善する品揃え推奨を、各商品の時間帯別推奨生産数とともにご提示します。お客様がより多くの店舗リソースを販売戦略業務に注げるよう、新たな業務フローの全店展開までご支援いたします。

    解決へのアプローチ

    • STEP1

      業務データによる推奨生産数の実用性を確認 検証対象店舗のインストア惣菜の販売データをお預かりし、推奨生産数の現状とギャップを中心に実用性を机上検証します。
    • STEP2

      課題のスコープ定義と目標(販売計画業務の工数削減目標値)の設定 課題および現在の業務フロー、標準業務工数のヒアリング・調査により、課題のスコープと目標を設定いたします。
    • STEP3

      実店舗検証と目指す業務フローの具体化 推奨生産数を実店舗の生産・販売で活用し、実用性を確認するとともに、目指す業務フローの具体化を行います。
    • STEP4

      需要予測をフル活用する業務フローの策定 需要予測の活用範囲を販売数量計画から上流の品揃え計画に拡大した、目指す業務フローの策定を支援いたします。
    • STEP5

      限定店舗によるスモールスタートから全店展開へ 限定店舗の品揃え推奨と推奨生産数活用による業務改善に基づきシステム連携、全店舗展開を進めます。
    • 検証
      結果

      人時生産性改善(計画業務工数削減)期待効果 約50%
      推奨生産数の実用性の指標(商品カバー率・適正率)も目標値をクリア
      • 対象サービス: 品揃え推奨サービス+ 店頭在庫最適化サービス
      • 改善目標: 人時生産性の改善(計画業務工数削減:30%)
      • 検証店舗数: 1店舗
      • 検証対象期間: 1週間
      • 検証対象商品数: 検証対象期間に販売されたインストア惣菜最大約250品目(検証項目によっては一部を対象に実施)
      • 需要予測における売り逃し考慮: 無し
    指標 指標の意味 目標値 検証結果
    人時生産性改善 サービス導入によって得られる業務工数削減効果(机上検証) 計画業務30%ダウン 計画業務約50%ダウン
    売上金額 推奨生産数による販売金額と従来の販売金額の推定比率(机上検証) 5%アップ 約10%アップ
    商品カバー率 推奨生産数が出力可能な商品の割合(実店舗検証) 100% 100%
    適正率 推奨生産数が適正範囲(*)に入った商品の割合(実店舗検証) 75~90% 約90%

    * 適正範囲は、検証対象商品のカテゴリを考慮し当社が定めた値です。


  • トライアル検証のご紹介
    サービス導入の前に、サービス活用による期待効果と推奨生産数の実用性を確認するトライアル検証を実施します。

    サービス導入までの流れ

    • STEP1

      課題に応じたサービス選択およびトライアルに必要なデータの事前確認
    • STEP2

      無償トライアル(机上検証 1店舗)実施期間:データ受領後約1ヶ月
      • サービス活用による期待効果と推奨生産数の実用性を机上計算により確認します。
      • 推奨生産数の実用性は、売上金額の推定比率である「期待販売金額充足率」、「商品のカバー率」、「適正率」の3つの指標で評価します。
    • STEP3

      有償トライアル(店舗検証 1店舗)実施期間:業務プロセス調査~結果報告まで約2ヶ月
      • サービス活用による期待効果を実店舗で評価します。
      • 推奨生産数を実店舗の業務プロセスで活用いただき、実際に推奨生産数に従った生産・販売を通して得られたデータから、机上検証で得られた期待効果が得られるか評価します。
      • 実店舗での活用を通して、運用面での課題と施策も抽出します。
      • 既存システムの改修はありません。
    • STEP4

      商用サービス(一部店舗利用)
      • 商用サービス利用を一部店舗で開始し、ロス・売上の改善を実現します。
      • 既存システムを改修することなく開始(スモールスタート)することが可能です。
    • STEP5

      商用サービス(全店利用準備)
      • 一部店舗で得られた改善効果を全店に展開するため、既存システム改修の準備を開始します。
      • 基幹システムとTDXのサービスの連携方針を決定します。
      • 既存の基幹システムの開発ベンダーに要件を的確に伝えるための業務要件定義を実施します。
    • STEP6

      商用サービス(全店利用)
      • 既存システム改修後、サービス利用を全店に展開し、改善効果を拡大します。
東芝デジタル&コンサルティングならではの流通DXサービスです。
本サービスに関して、お気軽にご相談、お問合せください。

*マークの付いたリンクは、別ウィンドウで開きます。